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コロナが治ったと思ったら
ニオイがしない！
どうしよう！
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こんにちは。
和精油と国産ナチュラルコスメの専門店
「和精油のある暮らし」の近藤です。
ブログを耳で聴く派の方はこちらのラジオでお聴きください。
和精油の情報交換するLINEのオープンチャットを開きました。
もうすでに、開設して50人以上の方が集まってて、
例えば「最近こんな和精油を見たんですが」と言ったら、
「私、試しました！」というような、
そんな感じでやりとりがされていますので
ぜひ参加していただければと思います。
オープンチャット「和精油（日本産天然精油）の情報を発信&交換する部屋」
https://line.me/ti/g2/ENcgwfCdliX2MU-vFPeCDzHrVzDQiwvvz539Sw?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
嗅覚は取り戻せる
今日の本題に入ります。
そのグループチャットの中でコロナに罹患された方がいらっしゃって、
今一生懸命嗅覚を取り戻すためにトレーニングされているということで、
嗅覚トレーニングについて改めてお話ししようかなと思います。
まず、嗅神経は、失われても再生可能な神経です。
これは神経の中でも比較的珍しい特性ですね。
年齢を重ねたり、病気などで嗅覚が衰えた場合でも、
専門的なトレーニングを行うことによって、
嗅覚を取り戻すことが可能となります。
けっこう希望のある話ですが、
この事実は、2009年のドイツ・ドレスデン大学の
トーマス・ハメル教授による実験によって明らかにされました。
たくさんの香りを嗅ぐべし
では、特定の香りを一生懸命嗅ぐだけで、
家でのトレーニングが有効だということになるのでしょうか？
実際には、1種類の香りだけを嗅ぐことでは、
嗅神経の一部しか刺激されません。
嗅神経は非常にたくさん存在するため、
多様な香りを嗅ぐことによってまんべんなく刺激し、
嗅覚を取り戻すのが早道です。
「大好きな香りを嗅ごう！」と一種類だけ嗅いでいても
あまり効率的ではないんですね。
医療現場でも嗅覚刺激に和精油が使われている
医療現場においても、
和精油を利用した嗅覚トレーニングが導入されています。
コロナウイルスが蔓延する前の段階である2017年に、
日本鼻科学会が「嗅覚障害診療ガイドライン」を発行し、
「嗅覚刺激療法」を嗅覚トレーニングとして紹介しています。
この嗅覚トレーニングについて、
アロマリサーチなどの研究論文を集めた雑誌を読んだところ、
バニラやバナナの香りといった合成香料を使用した実験結果も目にしました。
（個人的にはなぜ合成香料を…と思うのですが、
刺激が強くわかりやすい香りを使いたかったのかなと思います）
ユーカリのような刺激的な香りもありますが、
これらを特別に用意するのは手間がかかりますね。
普段アロマセラピーを行っていないあ方ならなおさらです。
嗅神経が適切に機能しているかどうかは、
風邪をひいて鼻が詰まったときに
「味がわからない」と感じる体験からも理解できます。
食事であれば1日３食、確認する機会がありますから
気が付く確率も高くなります。
また、その分、トレーニングのチャンスでもありますよね。
生活の中で普段から馴染みのある香りを嗅ぐこと、
例えばご飯や味噌汁、醤油、カレー、
みかんやイチゴなどの香りは、
自分の嗅覚の状態を把握するのに役立ちますので
ぜひ食品の香りを利用していきましょう。
嗅覚トレーニングに和精油が役立つ理由
和精油は、その素材そのものから香りを引き出しています。
ヒノキの木部やスギの香り、
いよかん、甘夏といった冬の柑橘類の皮をむいたときの生の香りは、
その良い例ですね。
これらを活用してトレーニングをしてみてください。
普段から慣れ親しんだ香りを嗅ぐことにより、
記憶を司る部位も反応することで
より脳が活性化されます。
コロナで嗅覚障害が出た時は
嗅神経が衰えている場合でも、
トレーニングを行うことで回復が可能であるということをお伝えしました。
その際は、色々な香りを嗅いで、
まんべんなく神経を刺激してあげることが大切です。
色々な香りとは、特別な香水の香りではなく、
身の回りにあるような香りのこと。
もし香りが感じられない場合は、
和精油のような香りに特化したものを
毎日いろんな種類を嗅ぐだけでも、嗅神経の刺激になります。
なるべくたくさんの刺激を神経に与えてあげることで、
どんどん回復は早くなります。
できるだけ多くの刺激を神経に与えてあげてください。
まだまだ、コロナウイルスの後遺症で嗅覚障害が起こることがあります。
自分も含め、仕事にする人にとっては辛いですよね。
嗅覚が衰えると、
ご家族の方でも例えば腐ったものに気づかずに食べてしまったり、
毒や変なものが入っていても気づかないといったリスクがあります。
ぜひ、日々のトレーニングに励んで、
なるべく嗅覚感覚を保つ努力をしていただきたいと思います。
