ストレスから解放されたい時にアロマがオススメな理由/②和精油のストレス緩和に関する研究 和精油のある暮らし ブログ

ストレスから解放されたい時にアロマがオススメな理由/②和精油のストレス緩和に関する研究

 みなさんこんにちは、

「和精油のある暮らし」の中の人です。


前回のブログ


ストレスとは何か、

ストレスを完全に避けることはできないけれども

ストレスをどのように解消していくのかが大切

というところまで説明いたしました。



今回はそんなストレス状態にある時、

「アロマって良いらしいよ」

と言われたことがあるけれども、

なんでアロマがストレス解消に役立つの?

という部分を解説していきたいと思います。




今こうしてブログを書いている横から

「やっぱゴジラがハリウッド版でこんなすごい映画が作れるのなら
日本でももっとスケールでかくしないといけないよねー?」

と話しかけられている中の人です。

あと1時間は息子のゴジラ愛が止まらないでしょう。

では、精神力を高めて参ります。


 

 

アロマがストレス緩和に
良いと言われるのはなぜ?

 アロマの得意分野は、

上記のどれか限られた分野のストレスというわけではなく、

実際には上記分野のストレスが複合的に起こる場合が多いため、

状況に応じて精油を使い分けすればとても効果的に働いてくれます。



ではなぜ、アロマセラピーがストレスを緩和させるのでしょう?

その答えは、アロマセラピーが大脳辺縁系に働きかけるものだから。

 大脳辺縁系 和精油のある暮らし

 



嗅覚ルートで鼻から、

(嗅細胞・嗅神経がキャッチして脳へ)

嗅覚ルート 和精油のある暮らし




経皮ルートで皮膚から
(血管の中まで入り全身をめぐる循環ルートから対象臓器へ)


経皮ルート 和精油のある暮らし


この辺りの詳しいことは
こちらのページにも書かれています。


体内に取り込まれた精油の芳香物質によって

「古い脳(旧脳)」と呼ばれる大脳辺縁系に信号が届きます。

大脳辺縁系は脳の中心部にある、本能を司る部位です。




記憶を司る海馬
(タツノオトシゴ…に見えないこともない…⁉️)

海馬 和精油のある暮らし

 




快不快を司る扁桃体
(心地よいか、気持ち悪いか)


快不快 扁桃体 和精油のある暮らし

 



ホルモン分泌を担当する視床下部など
(ストレスで生理が止まる、などはホルモンの乱れの例ですね)

 
生きていく上で必要なことをしてくれる脳の中でも重要な場所。 





対して、勉強や物事を考えるなどの処理は大脳皮質で行われています。 

大脳新皮質 和精油のある暮らし

 



大脳辺縁系に特定の芳香物質による信号が届けられることにより、

自律神経系に作用してリラックス状態に導いたり、

好きな香りを嗅ぐことにより心地よい気分になったりするのです。



自律神経が副交感神経優位になると

  • 呼吸は穏やかに
  • 心臓の拍動はおだやかに
  • 血圧は下がり
  • 汗がひき
  • 手足がぽかぽかして冷えが緩和され
  • お通じは良くなり
  • 適切な食欲が保たれ
  • スッと眠りにつくことができる

 

と、現代人の悩みのほとんどを解決できる可能性が高くなります。 




 

 

アロマセラピーを行う上での注意点


 精油とエッセンシャルオイルを使うこと

 ここで注意していただきたいのは、

精油は日本ではあくまで「雑貨」であり

医薬品ではないこと。



薬のような効果効能をうたって販売はできません。

また、大量に使えば良い結果が出るというものでもありません。

 


そして、巷であふれている「アロマオイル」と

呼ばれているものに関しては

アロマセラピーとして使用できないものが多く、

合成香料や混ぜ物がしてあるものがあります。





アロマセラピーとして精油を使用される場合は

「精油」または「エッセンシャルオイル」

記載されているものをご使用ください。

専門店でアロマアドバイザーに詳しく聞きながら購入されることをお勧めします。

詳しくは「よくあるご質問 FAQ」をご参照ください。


 

アロマオイル≠精油、エッセンシャルオイル 和精油のある暮らし

 

 

本物の天然精油と合成香料の違いを
知っていただきたいので
和精油お試し10種類セットをご用意しています。


 

好きな香りを使うこと

よく

「この精油にはどのような作用・効能がありますか?」

「この症状にはどの精油がよいですか?」

と聞かれます。

 

確かに、精油には植物固有の芳香物質により

特定の作用や効能が期待できますが、

だからといって、自分が好きでもない香りを嗅ぐことは逆効果です。



「良薬口に苦し」という言葉はありますが、

アロマセラピーに限って言えば、

前項で述べたとおり「快不快」も大きく関わってきます。

そのため、効果効能を優先して精油を選ぶのではなく、

まず自分が心地よいと思える香りを使用しましょう。

 好きな香り 和精油のある暮らし

 

 

その時に必要な香りを選ぶこと

面白いもので、

「ああ、良い香り!」と思わず言ってしまうほど

心地よいと感じた香りが

実はその時の自分にとって必要な香りであることも。




ですので、その時々に応じた香りを選んでいくことが大切です。

理想的にはアロマトリートメントも

その時のクライアントの生育歴や環境、生活習慣やその時の状況を

事細かくヒアリングして、

クライアントにぴったりのオイルを

1からブレンドしていきたいものです。

(ただし、採算はなかなか合いませんね…経験談)


さまざまな精油 和精油のある暮らし

 

毎日同じ香りを使うのも一つの手法(IP)として存在しますが、

もし何らかの困りごとがあってアロマを使いたいなぁとお考えなら

その状況にピッタリの精油を選んだ方が良いでしょう。

ぜひ、色々な香りを試してみてください。

お試しならこちら

 




 

和精油とストレスに関する研究例

それでは、実際に和精油とストレスに関して

どのような研究が行われているのでしょうか。


圧倒的に海外精油のラベンダーなどを使った研究が多いのは

まだまだ認知度の低い和精油からすると仕方がありませんが、

段々と研究の数が増えてきています。



将来が期待されますね。

ここでは、ほんの一例を挙げさせていただきます。

ヒノキ精油

ヒノキ精油吸入による抗不安様作用及び抗ストレス作用についてhttps://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=TD37435261&elmid=Body&fname=37435261_cover.pdf

ここでは主にαーピネンについて言及されています。

 

ヒノキ精油と同じα-ピネンを含むとされている和精油は?

ほとんどの樹木系精油

主に森林系の香り:クスノキ精油、クロモジ精油、モミ精油、マツ精油、トドマツ精油、ヒメコマツ精油、コウヤマキ精油、ホウショウ精油、など

 

クロモジ精油

飛騨の森のクロモジ と ハイウエルネス製品 正プラス(株)より
クロモジブレンドによる人体への効果
◎自律神経測定テストの評価結果
◎クレッペリンテストの評価結果https://www.securite.jp/data/blog/pdf/de5f521878de588788ca411c0b71d4c9.pdf

 

クロモジ精油と同じリナロールを含むとされている和精油は?

 ホウショウ精油、タチバナ葉精油、ニセアカシア精油、ハマナス精油、など

 

 

和精油のオススメの使い方

・芳香浴

ディフューザーを持っていれば、広い空間に香りを拡散することができます。

部屋でゆっくりと読書をしている時や、

眠る前に芳香浴をするとリラックス効果が高まり寝つきも良くなります。



ディフューザーがなくても大丈夫です。

ティッシュに少量の和精油を垂らせばいいだけです。

芳香浴で使い終わったティッシュは

小さくちぎって掃除機で吸ってしまったり、

ゴミ箱に捨てるだけでも良い香りがします。

また、木のブロックに和精油を数滴垂らすだけでも

天然のディフューザーになります。



人の嗅覚は順応しやすいので、濃度を適切に保ち、

定期的に換気をするようにしましょう。


ペットがいる場合、小さなお子さまがいらっしゃる場合は

しっかりと部屋を分けて行なってください。

芳香浴 和精油のある暮らし

・トリートメント

「トリートメント」と聞くと「髪の?」と思われるかもしれません。

実は、アロマセラピストはあはき法で定められた国家資格ではないため、

「マッサージ」ができません。

あくまでアロマセラピーはリラクゼーションを目的としているため、

治療目的のマッサージと区別するため「トリートメント」と呼んでいます。



植物性のキャリアオイルに和精油を希釈し、

皮膚に塗布して行うアロマトリートメントは

アロマセラピーの歴史に革新をもたらしました。


皮膚は「人体最大の臓器」とも言われ、

吸収、排出、バリアなどを担う大切な部位。

人の手によるタッチングによって

心理的にとても安心することが立証されています。



「もみほぐしみたいに筋肉を強く揉んでもらわないと」

と思われている方は、

アロマセラピートリートメントのイメージでは

肌表面を撫でているだけのように思われているかもしれません。

しかし、筋肉を的確に捉えながら「面」でリンパの流れを促進し

老廃物の排出を促す手技は一度は体験していただきたいと思います。

実際に受けられたクライアントの方々は、ほぼ寝てしまいます。

それぐらい「心地よい香りと適度な圧」というのは気持ちのいいものです。

アロマトリートメント 和精油のある暮らし

・入浴剤にする

最近ではさまざまな入浴剤が手軽に購入できるようになりました。

入浴は日本人にとってとても重要な文化です。

お風呂に浸かると、日本が水と温泉が豊富な土地でよかったと思います。



入浴は、身体にかかる水圧、お湯の温度がはたらきかけ、

健康にとてもよい習慣です。

この入浴のリラックス効果をさらに高めるのがアロマセラピー。

温められた蒸気とともに香りを吸い込むため、

嗅覚ルートから効率的に芳香物質を吸収することができます。



天然精油入りの入浴剤も販売されていますが、

ご自身で好きな和精油を入浴剤にできるバスオイルベースも人気です。

ぜひお試しください。


入浴剤にアロマを使う 和精油のある暮らし

 

 

・アロマスプレー

和精油の小瓶を持っていると、簡単にアロマスプレーを作れます。

材料は無水エタノール、精製水、アルコール対応スプレーボトル、和精油。

無水エタノールの濃度を調節することで

香りを長持ちさせたいのか、抗菌作用を高めたいのかなど

使用目的に沿って作ることができます。

アルコール濃度を低くする場合は、

劣化しないように早めに使い切るように注意してください。



また、和精油を蒸留する際に出る副産物として「芳香蒸留水」があります。

これは、水溶性の芳香物質が溶けたもので、

和精油に比べて濃度がきわめて低く、大容量で安価に手に入ります。

アルコールに弱い体質の方でもお使いいただけますので、

手軽にルームスプレーとして使ってみてはいかがでしょうか。 

アロマスプレー 和精油のある暮らし 

 

 

おまけ:美肌を守るためにも

美肌を守るならストレス状態から早く脱却することです。

「あああーーー!ストレス溜まって肌が荒れた!」

とか

「あああーーー!ストレスニキビができた!」

なんてことはありませんか?

 

ストレス状態が長引くと、

ストレスホルモンと言われるコルチゾールが分泌され、

コルチゾールが分泌され続けると材料としてビタミン Cが奪われてゆきます。

 

ビタミンCは体の調子を整えるだけでなく、

コラーゲンの生成に関わる重要なものです。

 

ただでさえビタミンCは水溶性ビタミンなので、

取り溜めできず尿で排出されてゆきます。

 

さらに喫煙者はタバコのおかげでビタミンCの消費も激しくなります。

 

そこにストレスがかかると、

将来のお肌に差がかなり出るでしょう。

 

10年後のお肌のためにも

ストレスケアは大切になさってください。

ストレスが長引くと肌が荒れる 和精油のある暮らし

 

 

和精油の中には、ストレス緩和だけでなく

肌の細胞成長促進作用が期待できるもの、

炎症を抑制する作用が期待できるもの、

創傷治癒作用が期待できるものなども存在します。


また、キャリアオイルには

紫外線ダメージを防ぐ作用や

乾燥から肌を守る保湿作用、

紫外線によってチロシナーゼが生成されるのを阻害する作用など

和精油を使ってフェイシャルトリートメントを行うことで

さまざまな美容効果が期待できます。

フェイシャルトリートメント 和精油のある暮らし
フェイシャルトリートメントに関しては

また別の機会にも詳しくお伝えしようと思いますが、

ぜひスペシャルケアとして

いつものスキンケアの中に取り入れてみてください。

 

 

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このブログでは、和精油に関する知識や
アロマの暮らしへの取り入れ方など
生活をより豊かにするためのアロマセラピーについて
具体的に解説しています。

ためになったと思ったらぜひシェアしていただけると嬉しいです。

ご質問がある場合はコメントやメッセージをお願いします。

 

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更新は止まっていますが、かなり深いアロマの話を収録しています。各団体の機関誌や実体験などを題材に、今まで知らなかったアロマセラピーの知識に出会えるかもしれません。
https://stand.fm/channels/5f1e2aa9907968e29d330e95

 

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