和精油の研究紹介『香りの力で認知症ケアを』AEAJ No.111より 和精油のある暮らし ブログ

和精油の研究紹介『香りの力で認知症ケアを』AEAJ No.111より

 

認知症予防に
和精油が有効だ
という研究の話

 

こんにちは。

和精油と国産ナチュラルコスメの専門店
和精油のある暮らし」の近藤です。

 

音声はこちらからお聴きください。

 

 

今回、日本アロマ環境協会からお知らせが届きました。

なんと、機関誌『AEAJ』の年1回の発行が減ってしまうそうです。
(音声で「発刊」て連発していますが、意味が違いますよね…?)

これからは、「電子発行」

つまりホームページから閲覧可能な情報として
整えていくことになります。

ペーパーレス社会に合わせての変更で、
発行数が減少してしまうことは少し寂しいですね。

この紙で読むタイプのAEAJについては、
自分が意識しなくても強制的に1冊読むことで、
様々な情報が入ってくるというメリットがあります。

また、自分から調べに行くことを忘れていても、
郵便受けに届いたら読もうと思います。

これからは、電子媒体で読むことになるのですが、
このAEAJの情報はスマートフォンでは細かすぎて読みにくい、
という問題もありますね…

この大きさ、紙の大きさがないと読みにくいのです。

読もうと思ったら、
おそらく皆さんもスマートフォンでは少し小さいし、
iPadでも小さく感じるでしょう。

デスクトップのモニターでちょうど良いくらいかもしれません。

Kindleのようにして、
デスクトップでサッと読めれば良いのですが、
これからどうなるのか、自分の適応能力に少し不安を感じています。

 

さて、そんなお知らせがあったAEAJの2024年最新号、
Spring No.111では、
Aromatic Memoriesの巻頭エッセイが掲載されています。

この朝吹真理子さんのエッセイも最終回で、
記憶の香りVol.4として、これが最終回。

このエッセイは、ちょうど桜の時期にふさわしい桜に関するお話で、
読んでいて非常に興味深いものでした。

 

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「香りの力で認知症ケアを」

今回は、スペシャルインタビューとして、
「香りが誘う世界 Vol.48」が掲載されており、
タイトルには「香りの力で認知症ケアを」というテーマが付けられています。

これは、社会的にも非常に重要な課題解決方法の一つと考えられます。

インタビューされているのは水上勝義さん。
精神科医であり、筑波大学の人間総合科学学術院の教授、
そして筑波大学附属中学校の校長、
さらに、AEAJの顧問も務めている方です。

 

インタビューで特に興味深かったのは、
香りがもたらす可能性の発見についてです。

2015年、AEAJから認知機能と嗅覚の関係に関する共同研究の提案が
水上先生に行われたそうです。

その時は、アロマセラピーがストレスや認知症の改善に
期待できるかもしれないと注目され始めた頃です。

それから9年が経過し、
AEAJと水上先生で3つの研究を進めてきました。

 

1つ目の研究

最初の研究では、
日常的にアロマを使用している人と使用していない人を合わせて
1000人以上の協力者を対象に調査を行い、
香りに触れることによる認知機能や気分、活動性の横断調査を実施しました。

特に、60歳代の人たちに顕著な差が見られ、
アロマを使用している方が脳年齢が若いという結果が出ました。

60歳は、アルツハイマー型認知症の発症が顕著になる80代の約20年前であり、
この世代に差が出るのは非常に興味深い発見でした。

もちろん、香り以外にも運動や食事、
栄養バランスなどの影響も調査しましたが、
アロマの効果が明確に見えたということです。

 

2つ目の研究

2つ目の研究では、
被験者にゆず、ヒノキ、ラベンダーの精油を提供し、
1日2回、20秒ほど好きな香りをその日の気分で選んで嗅いでもらう生活を
1ヶ月間続けてもらいました。

その結果、嗅覚の改善が高い人ほど認知機能も改善するという結果が出ました。

 

この研究では、特定の香りがどうであるかというより、
被験者が自分の好きな香りを選んで嗅ぐという方法が取られました。

香りの好みは人それぞれであり、体調によっても変わるため、
このアプローチは非常に興味深いものでした。

特に、日本産の精油であるゆずやヒノキが、
ラベンダーと共に使用されたことは、私にとって非常に魅力的です。

世界中の論文を探しても、日本産の精油を対象とした研究はまだ少ないため、
このような研究が増えることを願っています。

 

3つ目の研究テーマについては、現在も進行中であり、
公にすることはできませんが、結果が出次第、発表される予定です。

 

実験結果から

そして、これまでの研究からは、
日常的に香りを取り入れることが良い結果をもたらすことが確認されました。

水上先生は、アロマを取り入れることで認知症にならないとは言えないものの、
リスクを下げることは可能かもしれないと述べています。

その上で、定期的な運動や社会的交流、バランスの取れた栄養、
十分な睡眠、医師の適切なアドバイスに従うことが基本であり、
そこに香りを楽しむことを加えると良いでしょう、とのことです。

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アロマセラピーは、日本に入ってきてからそれほど長い歴史はありませんが、
香りに興味を持つ人は多く、研究のテーマとして大学院に進む人も増えています。

これから、アロマセラピーの効果に関する実験や研究が行われ、
日本人の生活スタイルに合わせた提案がなされることでしょう。

和精油が日本人の生活に取り入れられ、
メンタルヘルスや将来の病気予防に役立つことを願っています。

もし使用方法で困ったことがあれば、
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