子供の脳の発達と和精油の可能性

子供の脳の発達と和精油の可能性


子どもの脳のために
和精油の香りを使って
神経回路を確保!

 

 こんにちは。

和精油と国産ナチュラルコスメの専門店
「和精油のある暮らし」の近藤です。

 

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 今回のトピックは、「Wedge」という雑誌についてです。

この雑誌のサブタイトルには
「前例なき時代を生きる令和日本の教育論」とあります。
カタイですが…

偶然、新幹線に乗っている時、座席にあるこの雑誌を見つけました。
2023年11月号は、
「日本の教育が危ない 子供たちに『問い』を立てる力を」と書かれており、
小学生の息子を持つ母親として他人事ではありませんので、
非常に興味を持って読んでみました。

そして、特に印象深かった記事と、
その記事で書かれている問題解決について
和精油が役にたつ可能性があるのではないかと思ったので、
ご紹介したいと思います。

 

 

 

子どもの脳の発達の「臨界期」は驚くほど早い

 

まず、気になった記事は、
脳科学の視点から考えると脳の「臨界期」までに
自然に触れたり実体験を積むことの重要性について書かれたもの。

 

インタビューを受けていたのは
東京大学先端科学技術研究センターの
フェローボードメンバーである小泉英明さん。

小泉さんは、子供の頃から自然に触れることや実体験を積むことが、
脳科学的にどのような意義があるのかを研究しています。

国産初の超電動MRI共鳴絵画装置を開発し、
自ら発明した近赤外線トポグラフィー法による研究で、
1996年に「脳科学と教育」という新たな概念を提唱した方です。

 

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彼の研究によれば、
人間の脳の発達はシナプス(神経細胞間の接合部)の数が増え、
ネットワークが発達することによって行われます。

脳内の神経回路は、多くの道路のようなもので、
その道路が多ければ多いほど脳が発達しているとされているんですね。

さて、このシナプス、いつごろがピークになるでしょう?

子どもの頃か…大学生ぐらいか…と考えてみたのですが、

 

正解は生後8ヶ月だそうです。

 

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8ヶ月…この事実もショックですよね。もう増えないの?泣

驚くべき事実ですが、脳がどれだけ早く成長しているかを示しています。

 

8ヶ月でピークを迎えた脳神経回路は、
その後11歳頃には大人と同じ数までシナプスが減少してしまうのです。

 

え、11歳!?早くない!?(再び)

 

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脳は生まれてから多くの道路(シナプス)を作り、
拡大し、発展させていきます。

しかし、あまりにも多すぎると、
複雑で入り組んだ神経回路ができてしまい、
効率が悪くなる可能性があります。

脳は電気信号を素早く伝えなければならないため、
不要な道路は壊され、いわば「区画整理」が行われるのです。

脳は、使われないシナプスを「いらない道」として自動的に破壊し、
11歳頃には大人と同じ数に減少するとされています。

これが「臨界期」です。

より多くの神経回路を残すためには、
さまざまな道(神経回路)を探索し、
「使う道」として脳に覚えさせるような経験を積むことが重要です。

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 神経回路の発達と自然に触れる重要性

 

このような神経回路の発達には、五感が非常に関わっています。

さらに、五感の臨界期は非常に厳格(!)で、
子供たちが早くから自然に触れたり実体験を積んだりすることが、
脳の発達に必要であることが示唆されています。

この臨界期までの時期に、
家庭でCDを聞かせたりさまざまな教育法を実践することがある一方で、
幼児教育で大人のように学習を進めることは
脳の発達にとって適していないとも言えます。

特に、自然環境からの刺激が不可欠です。
自然の刺激を受け、感覚を発展させる必要があります。

 

特に、自然からの刺激が重要であるそうなのですが、
その理由は脳の情報処理方法にあるといいます。

 

我々が何かを意識下で判断する時、
そのリソースとなる情報は膨大なもので、
いちいち意識にのぼってきません。

氷山をイメージしていただくと分かりやすいのですが、
意識として現れるのはほんの一部です。
膨大な情報はほとんど無意識において処理されます。

そして、この情報処理能力を鍛えようと思うと、
より多くの情報に触れなければなりません。

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判断力を養うためには自然のスペクトルに触れること



そこで、自然に触れることが重要になってきます。
自然には都市部に比べて非常に多くの情報
(音、電磁波、色、香りなど)が含まれています。
情報のスペクトル(周波)が広いのです。

 

都市部の音より、熱帯雨林で聞こえる様々な音、
ビル群の直線的な景色より、植物の曲線的な造形などが
多彩な情報となって脳への刺激になります。

幼少期は、このような自然からの生の情報を多く取り入れることが重要で、
実体験が脳を活性化させます。

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この力が不足している状態について、
例えば社会人になり、会社でマネジメントをしているとしましょう。

部下からの報告で情報は把握しているつもりですが、
実際の現場の状況をまったく理解しないまま
表面上の情報だけで判断を下さなくてはならなくなったりするのです。

 

人間は直感で最終的な判断をしなければならないことが多いです。
この直感は、意識的な思考に基づいて行われます。

ですから、急な状況で正しい判断を下すことができるかどうかは、
幼少期に広範な感覚系を養うために
実体験を積み重ねたかどうかに関係していると、小泉先生が語っています。

 

 

自然に触れることが少なくなった子どもたち


私は現在大阪に住んでいますが、
息子が生まれたときは都市部に住んでおり、
緑は少なく、高層マンションが主でした。
そのため、雨が降っているかどうかすら窓から確認できない状態でした。

高いビルでは窓を開けることも少ないし、風が強いと困難です。
息子は自然環境から離れた成長環境で育つことになりました。

今は自然と都市が融合した地域に住んでいますが、
周囲の子どもたちをみても、屋内での遊びを好む傾向があり、
YouTubeやゲームが主流になっています。

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最近の子供たちの日常スケジュールを見ると、
多くの子供たちが習い事をしており、
毎日公園で遊ぶような時間は減少しています。

私が小学生の頃(平成初期)は、学校終了後に友達とグラウンドで
野球やドッジボールをして遊んでいましたが、
今ではそういった外での遊びが少なくなっています。
これにより、子供たちの自然との触れ合いが減少している可能性があります。

最近の公園では、ボール遊びが制限されていることが多く、
野球やサッカーなどが難しい状況があります。
近所の大規模な公園がなく、
学校ごとに子供たちが集まって遊ぶ傾向が見られます。

息子の小学校には飼育小屋がありません。
鳥やウサギなどもおらず、そのため、動物にふれる機会がなく、
牧場などがあっても牛や馬に怖くて近づけない状況です。

このような状況から、
子供たちの自然との触れ合いが制限されていることに危機感を抱きました。

特に、11歳までは成長過程で重要な時期で、
貴重な時間が過ぎてしまうことが惜しいと感じるのです。

 

 

10年後には外遊びをする子供が消える!? 

そんなことを考えていると、
別のコラムで、子供たちの外での遊びが
減少していることについて議論されていました。

「黒アゲハを怖がって逃げる小学生を見て驚いた」と書かれていて、
(あ、これうちの子だわ…)と思いました。

このコラムの著者は、地方自治体の職員として40年以上、
児童館などで子供たちに接してきた宮里さんです。

外遊びが危機に瀕しており、
都市部では平日に1週間中1度も外で遊ばない子供が約50%、
地方では約70%となっていることに懸念を抱いています。

この調査は日本体育大学の寺田さんが行った調査で、
約2500人の小中学生を対象にアンケートが行われました。

寺田さんによると、10年後には地域で外で遊ぶ子供の姿が
見られなくなる可能性があると警告しています。

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 このような状況には、新型コロナウイルスのパンデミックも影響しています。

外出規制が続いた中で育った子供たちは外で遊ぶ機会が減少し、
土に触れることや虫と触れ合うことなどが制限されてきました。

ここでも、遊びを通じた体験についての重要性が取り上げられています。

 

 

自然が自己肯定感や自律的行動習慣を育む

知識を身につけるだけでは、それを生活で実践する自信が生まれず、
根拠のある自己確信を持つことが難しくなるという話があります。

国立青少年教育振興機構青少年教育研究センターの調査によれば、
自然の中で多くの体験を積む子供ほど、自己肯定感が高く、
自律的行動習慣を身に付く傾向を持つことが示されています。

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我が家の息子も、「できない」「工夫してやってみる」「できた」という
経験が少なかったのか、自己評価が低いなと感じることが多々あります。
もっと自然に触れさせてあげればよかったかなと反省するばかりです。

 都市環境の中で、子供たちが自然と関わる機会が限られているため、
外での遊びの楽しみやその重要性を伝えてくれる
指導者が不足しているとの指摘もあります。

少し年上の子どもたちと遊ぶ、近所の親御さんが一緒に遊ぶ、などで
うまく外遊びや自然遊びができれば、
子供たちの成長にプラスの影響を及ぼすことでしょう。

とはいえ、自然の中に連れていくのって
大変ですよね。。。私のように車が運転できない人は尚更です。

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外遊びができるような環境ではない

また、気軽に外で遊んでおいで、とは言えません。
警察から「安まちメール」で、何度も不審者のメールが出たり、
痴漢が出たと言う通達が頻繁にあるからです。

大きな道路も多いので交通事故のリスクもあるし、
なかなか子供たちに外で遊ぶように勧めることができないんです。
それなら、保護者がついていけば良いのでは、
といっても、その時間もありません。

代わりに習い事に行かせることで、
学校外での活動を提供し、
かつ安全を確保しようと考えるのは仕方がないことかもしれません。
中学受験も盛んですしね…

このような状況で、外に出て遊ばせることは難しいですが、
子供たちの脳に刺激を送るために、
私は和精油やアロマセラピーが役立つかもしれないと考えました。

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和精油の自然の香りを脳への刺激に

 

和精油の可能性について、
認知症予防や症状緩和に役立つ可能性があることについて以前話しましたが、
子供たちの脳の発達にも香りの情報を与えてあげることが
非常に重要だと感じました。
 

 一般的な香料で作られた人工的な香り、
例えばイチゴやメロンソーダ、ぶどう、グレープなど、
どの味を食べても似たような印象を受けますよね。

しかし、自然の香りにはより多くの要素が含まれており、
その組み合わせを再現するのは不可能だと言われています。
精油の成分分析表を見ても、多種多様な芳香成分が含まれているのが分かります。

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私は和精油のお試しセットを10種類で作成していますが、
同じ樹種のものでも、地域、採取方法、部位の違いによって香りが異なります。

このような経験は、実際にしてみないと分かりませんよね。

「私は黒文字は苦手だと思っていたけれども、このクロモジの香りは好き」
というようなお客様のご感想をいただくことがあります。
「食わず嫌い王選手権」ではありませんが、やはり、
実体験に勝るものはないのですね。

 

日本アロマ環境協会(AEAJ)では、「香育」と呼び、
パンフレットの提供など、
子どもたちに香りの授業をする協会員のサポートを行っています。

このような教育を小学校の前から、
せめて小学校の低学年や中学年までに導入していただいた方が
良いのかもしれませんね。

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 今回の記事を読んで、
子育てや教育に関わる方々が、例えば森の香りを教室で嗅がせたり、
森の映像を見せるなどして、デジタル森林浴を体験させることで、
本当の森林浴と同様の効果を得る可能性があることに
気付いていただけたら嬉しいです。

 

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今回の「Wedge」2023年1月号の記事から
自然に触れることが少なくなった子どもたちの脳の発達にとって
和精油の香りを嗅ぐことはとても重要な役割をするのではないかと思いました。

 

デジタル森林浴についてはまた、改めてお話ししようかなと思います。 

 

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