失敗しない和精油の選び方は?
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和精油ってどうやって選ぶの?
ボトルを買う時に
失敗したくない!
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こんにちは。
和精油と国産ナチュラルコスメの専門店
「和精油のある暮らし」の近藤です。
香りのものを買う時は、勇気が要りますよね。
特に、通販ならなおのこと。
そのため、和精油のある暮らしでは
オーナーである近藤が
LINEや問い合わせフォーム、
各種SNSのコメントやDMなどで
お問い合わせに直接お答えしています。
「あんまり問い合わせたくないなぁ、ちょっとめんどう…」
と感じる方は、基本的にどのようなポイントに注意しながら
和精油を選べば良いのか
今回の記事を参考にしてください。
これは、和精油だけでなく、海外精油にも通じます。
和精油を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
1. アロマセラピーの専門店で購入すること
知識の豊富な販売員のいる専門店では、
和精油に関する情報を聞いたり、
使用方法などを相談しながら買うことができて安心です。
アロマセラピーでは100%植物から抽出された和精油を使用しますが、
「アロマオイル」などの製品名がついているものには、
精油とは異なる合成香料が含まれていたり、
ひどいものには有機溶剤が含まれているものもあります。
もしそんなものをディフューザーで焚いて肺に吸い込んでしまったり、
トリートメントを行なって皮膚に塗布してしまったら、
身体に害をおよぼす可能性もあります。
ちょっと怖いですが、100円均一で売られていた「アロマオイル」の
裏を見たら、本当に材料に「有機溶剤」と書かれていました。
2. 好きな香りを選ぶこと
和精油を選ぶ際は、好きな香りを選ぶことをお勧めします。
よく、「こんな場合はどの和精油を選んだらいいでしょうか?」と
相談されることもあるのですが、
効能効果や作用だけで選ぶのはお勧めしません。
もちろん、精油を使用する目的として
作用は選出基準の大切な要素ではあるのですが、
プラスα好みの香りであることが大切です。
精油の香りは、大脳辺縁系に深く作用します。
その際、扁桃体で「快・不快」の判断をされますが、
香りが心地よいと感じることでリラックス効果が期待できます。
詳しくはこちらのページに記載しています。
一方、好きでない香りを選んだ場合、
逆にストレスや不快感が増大する可能性があり、逆効果です。
そのため、和精油を選ぶ際は、自分が好きな香りを選ぶことが大切です。
通販で和精油を購入する際には、
まずはサンプルが請求できるかどうか、
そして香りの表現や香りのチャートを参考にして
選ぶようにしましょう。
3. 遮光ビンに入ったものを購入する
和精油は光や熱によって成分変化するので、
遮光性のガラスビンに入っているものを選んでください。
濃い青色や茶色の遮光瓶は、
光による劣化を防ぐために使用されます。
一方、キャリアオイルについては、遮光瓶に入っていなくても大丈夫です。
キャリアオイルは、精油と比べて酸化しにくいため、
遮光瓶に入れる必要がありません。
ただし、キャリアオイルに精油をブレンドした場合は、
精油と同様、遮光瓶に入れて保管しておくことをお勧めします。
4. 和精油に表示されている情報を確認
和精油を購入する前に、表示事項を確認しましょう。
確認した方が良い表示事項には、次のものがあります。
- 科名…日本語分類が特定でき、慣れると香りの予想にも役立ちます。
- 学名…原料の植物を特定するのに必要です。
- 抽出部位…植物のどの部分から抽出されたのかで香りが変わります。
- 抽出方法…どのような方法で抽出されたかで香りや使用方法も変わります。
- 産地…トレーサビリティがしっかりしている和精油は安心できます。
これに加えて、成分分析表が付いているものに関しては、
含まれている芳香成分の種類や配分が理解できますが、
解読するためには各芳香成分に関する知識が必要ですので、
日常使いではそこまで確認できなくとも大丈夫です。
ひとつ注意が必要なのは、
こちらの表示項目は「第三者機関の確認」は必要としません。
ですので、悪質な業者によっては
「AEAJ表示項目基準クリア」と書いていても、
確かめようがないのが現状です。
できれば、トレーサビリティがしっかりしていて、
どこの誰に責任があるのか記載されている和精油を購入するのが良いでしょう。
和精油であれば、原産国はすべて日本ですので、
都道府県や市町村まで記載されているものの方が
より信頼度が高いですね。
5.偽和(ぎわ)に注意!
「偽和」とは、100%天然で純粋なエッセンシャルオイル(精油)に、
多量の別の安価な精油や合成物質を「混ぜ物」として加えることで、本来の精油を大幅に増量するという偽装行為です。
例えば、ローズの精油は高価なため、容量を増やすために成分が似ているゼラニウムやパルマローザが代わりに使用されていることがあります。
また、ラベンダー精油に含まれる芳香成分の「酢酸リナリル」に、合成されたものを使用して濃度を高める偽和がおこなわれていることもあります。
残念ながら、偽和はアロマテラピー業界では多く見られる偽装行為であり、
偽物とは気が付かずに使っている人も多く、問題になっています。
今まで本物の精油を嗅いだことがない人が、
「これはラベンダーの香りです」と書かれたボトルの「ラバンジンの精油」を嗅いでも、本物かどうか判断できません。
実際には植物が違うのですが…
正直な商売をしている精油生産者にとっては、
価格で比較されて安い精油ばかりが売れていくようになると、
生産を続けていく上で大きなダメージとなっています。
ネット上でもよく見られますが、あまりにも安価な精油は
一度疑った方が良いでしょう。
6.柑橘系の精油は特に蒸留方法を確認すること
和精油を使うメリットとして大きいのは、
柑橘系の精油が水蒸気蒸留法で抽出されていることです。
水蒸気蒸留法で蒸留されているのであれば、
ほぼ光毒性の心配がありません。
※光毒性…光を浴びたことによって感作、炎症を起こす作用のこと
海外の柑橘系の精油は、圧搾法で蒸留されていることがほとんどで、
光毒性を起こすベルガプテンなどが含まれます。
特にレモン、 グレープフルーツ、ベルガモットなどは
光毒性注意の精油として(公社)日本アロマ環境協会の「アロマテラピー検定」でも試験によく出てきますね。
そのため、特別に「FCF(フロクマリンフリー)」「 BF(ベルガプテンフリー)」と書かれた精油が販売されています。
しかし、和精油のユズ、イヨカン、アマナツ、
スダチ、ダイダイ、レモンなどは水蒸気蒸留法がほとんど。
朝から使う化粧品や、日中のアロマトリートメントに使えるのが
大きなメリットです。
ただし、中には和精油の柑橘系でも圧搾法で蒸留されているものもあります。
圧搾法で抽出された和精油は、水蒸気蒸留法に比べて香りが強いので
トリートメントではなく、香水や芳香浴で楽しむと良いでしょう。
以上が和精油を選ぶ際のポイントです。
ご参考になれば幸いです。
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