紫蘇精油の抗菌・抗酸化作用|感染症の季節に役立つ和ハーブの力 和精油のある暮らしをかなえるブログ

【研究紹介】紫蘇精油の抗菌・抗酸化作用|感染症の季節に役立つ和ハーブの力

こんにちは。和精油のある暮らしをかなえるブログへようこそ。

このブログは音声をもとにして記事に整えたものです。
動画はこちらをご覧ください。


急に寒くなりましたね。つい昨日までシャツ1枚で過ごしていたのに、今朝は思わず上着を引っぱり出しました。季節の変わり目、体調を崩している方も多いのではないでしょうか。

 

そして今、日本ではさまざまな感染症が流行中。

電車に乗ると、あちこちで咳をしている人の姿を見かけます。コロナ禍の頃には考えられなかったような光景です。
受験シーズンを迎える家庭では、「うつされたら大変!」とピリピリしている方も多いはず。特に、大人が手足口病にかかると重症化することもあり、爪が剥がれてしまうケースも報告されています。

今日は、そんな感染症が気になる季節にぴったりの“日本の伝統ハーブ”をひとつご紹介します。
その名も――紫蘇(シソ)です。

抗菌力の強い日本古来の食材、赤紫蘇と赤紫蘇ジュース



日本が誇るハーブ「シソ」とは

シソといえば、ふりかけの「ゆかり」や刺身のつまなど、私たちの食卓におなじみの存在。
古くから防腐や抗菌の目的で食材に添えられてきました。
たとえば生魚の横にある青じそは、単なる飾りではなく、食中毒を防ぐための知恵だったんですね。

そんなシソから抽出される香り・精油(エッセンシャルオイル)には、食品の保存を支えてきたその力の根拠となる成分が、しっかりと含まれています。

梅干しと紫蘇は代表的な抗菌力のある食材



シソ精油に含まれる主要成分と働き

🌿 ペリルアルデヒド ― 強い抗菌・防腐作用

シソの独特な香りの正体は、このペリルアルデヒドという芳香成分。
非常に高い抗菌・防腐作用を持つ一方、香りが強いため、国際香料協会(IFRA)によって化粧品などへの使用濃度が定められています。

ただし、一般的な化粧品や日用品で使用されている濃度は安全基準内ですので、ご安心を。
このペリルアルデヒドこそ、シソが「強い香り=強い抗菌力」と言われる理由なんですね。

🍊 リモネン ― 爽やかさを添える柑橘系成分

次に含まれているのがリモネン
オレンジやユズなどの柑橘精油にも多く含まれる成分で、シソ特有の爽やかさや軽やかさを作っています。香りに厚みを与え、気分をリフレッシュさせてくれる効果も。

🌸 ロスマリン酸 ― 抗酸化・抗炎症のポリフェノール

意外かもしれませんが、シソにはローズマリーにも含まれるポリフェノール「ロスマリン酸」も含まれています。
この成分は抗酸化・抗炎症作用が注目されており、肌トラブルのケアや頭皮ローションなどにも使われる成分です。
つまり、シソは内側からも外側からもサポートしてくれる植物なんです。

ローズマリーに含まれるロスマリン酸は紫蘇にも含まれている

 

 


シソ精油の香りと使い方

☁️ 空間で香りを楽しむ

シソ精油は力強く個性的な香りを持つため、ディフューザーで使う場合はほんの少量がおすすめ。
1〜2滴を加えるだけで十分に香ります。
香りを広げすぎると「ゆかり畑の中にいるみたい…」なんてことになりかねませんので、控えめに心地よくがコツです。

🫖 蒸気吸入でリフレッシュ

乾燥が気になる冬場は、「マグカップ吸入」もおすすめ。
アロマセラピーとしては手軽な方法ですね。
熱湯を注いだマグカップにシソ精油を1滴落とし、立ち上る香りをゆっくり深呼吸します。
鼻や喉がすっきりして、まるで森林浴をしているような気分に。
(※ただし、使用後のお湯は絶対に飲まないでくださいね!

💧 ルームスプレーや拭き掃除にも

アルコールと精製水を使って手作りのアロマスプレーを作るのもおすすめです。
抗菌力が高いため、テーブルやドアノブ、マスクなどの除菌にも◎。
香りを楽しみながらお掃除ができるのも嬉しいポイントです。

紫蘇の香りは強いので少し垂らすだけで十分香る




和精油のある暮らしで出会える「シソの香り」

「和精油のある暮らし」では現在、単体のシソ精油は取り扱っていませんが、
シソ由来の成分を配合した製品をいくつかご用意しています。
たとえば――

  • シソ葉エキス配合のシャンプー

  • クレンジングオイル

  • 手肌をやさしく守るハンドスプレー

どれも、日常に取り入れやすいナチュラルケアアイテムです。
使ってみると分かるのですが、シソの香りは決して「ゆかりのふりかけ」ではありません(笑)。
むしろローズ精油のような多幸感を感じることがあります。
シャンプー中にふっと感じる幸福感、洗い上がりの心地よさ――
まるで「深呼吸する時間」が生まれるような香りです。

赤紫蘇の香りでシャンプーすると多幸感を得られるというイメージ

 

 


研究が示すシソの抗菌パワー

シソの抗菌・防腐作用は古くから知られていますが、近年の研究ではさらに驚くような成果が報告されています。
たとえば:

  • 黄色ブドウ球菌、大腸菌に対する抗菌活性

  • 真菌(カビ類・糸状菌)への抑制作用

  • 薬剤耐性肺炎球菌への効果

など、医薬品が効きにくい“強い菌”に対しても抑制効果があることが分かっています。

参考文献としては、農林水産消費技術センターや日本食品科学工学会誌などで報告されている
「シソ精油の抗菌活性に関する研究」や、「ロスマリン酸の抗酸化作用評価」などが挙げられます。

科学的にも裏づけのある“和のハーブ”――それがシソです。

抗菌、抗真菌作用にすぐれる赤紫蘇のパワーを感じる



まとめ:日本のアロマで心と暮らしを守る

寒暖差や感染症が気になる季節こそ、自然の力を取り入れて心身を守りたい。
そんなとき、シソの香りはきっと心強い味方になってくれます。

抗菌・抗ウイルス・抗酸化。
古くから日本人の食卓を支えてきたこの植物には、私たちの暮らしに寄り添う知恵が詰まっています。

「和精油の香りで整える暮らし」を、今日から少しずつ始めてみませんか?

 

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